RINGにおける調査研究事業ではその調査手法におきまして、国内外の石油コンビナートについては国際競争力を評価する指標を特定し、評価手法として階層分析法(Analytic Hierachy Process:AHP)を採用の上相互比較分析を実施しています。更に、国内石油コンビナートの競合相手となるアジア等各国の動向や戦略を、文献及び専門家からのヒアリング、現地踏査などにより、より実態に近い状況を把握し、短中期の課題を抽出しています。加えて、石油・石化製品の将来的な需給バランス変動に対する課題を定量的に分析検討するため、石油精製分野のLPモデルと石油化学分野の全国石化バランスモデルを連結する石精石化統合 LP モデルを構築。全国及び地域別の需給試算結果から、問題点を定量的に把握してきております。
このようにRINGでは技術開発事業と併行して調査研究事業を実施する中、国内外のコンビナート統合運営の実態調査、国際競争力の総合評価とともに、各種製品需要と設備能力の不均衡に関する定量評価を行い、日本の石油コンビナートが中長期的に目指すべき方向性や課題の整理とその解決に向けた提言を行っています。
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