RINGⅢ 第3次研究開発事業(石油精製高度機能融合技術開発)

 石油精製業を中心とする石油コンビナート全体の横断的かつ高度な運営機能の融合を図り、単独企業のみでは達成困難なコンビナート域内の生産性の向上および環境負荷の低減等を進めるため、異業種異企業間における高効率生産技術や高付加価値原料製造技術等の開発を鹿島・千葉・水島の3地区で実施しました。

1鹿島地区 Kashima Region
石油・石化原料統合効率生産技術開発

石油・石化製品の効率的な統合生産に向けて、コンビナートの多様なナフサを原料として脱硫し、石油精製における芳香族生産、ガソリン基材生産、および石油化学におけるエチレン、プロピレン生産の原料となるナフサ分を効率的に連続蒸留により最適分離・供給する一連の技術の開発を行います。

[参画組合員]
鹿島石油、三菱化学、JSR、鹿島アロマティックス
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2千葉地区 Chiba Region
コンビナート副生成物・水素統合精製技術開発

コンビナート域内事業所間での連携・機能融合のさらなる高度化により、石精、石化装置から副生する未利用の分解C4留分を原料として、クリーン燃料および高付加価値化学原料のプロピレンを高効率で生産できる技術の開発を行います。あわせて、コンビナート全域で副生する水素を集積し、大規模に高度活用するための、高純度回収技術、安定供給システムの開発を行います。

[参画組合員]
出光興産、コスモ石油、極東石油工業、三井化学、住友化学、丸善石油化学、大陽日酸
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3水島地区 Mizushima Region
コンビナート原料多様化最適供給技術開発

コンビナートの石油・石化原料多様化、ベストミックスのため、新たにコンデンセートを精製処理し、ナフサやガスオイル等のエチレンクラッカー原料および芳香族生産のための改質装置原料を高効率で安定的に製造し、最適供給する技術を開発します。あわせて、コンビナート全体最適化のための効果的な留分活用の研究、開発を行います。

[参画組合員]
新日本石油精製、ジャパンエナジー、三菱化学、旭化成ケミカルズ、山陽石油化学
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※企業名は事業実施時点の名称で掲載しています。

石油コンビナート高度統合運営技術研究組合
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Research Association of Refinery Integration for Group-Operation (RING)
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