RINGⅡ 第2次研究開発事業 (石油精製環境低負荷高度統合技術開発)

 コンビナートにおける各企業・各産業との連携を通して、新たな環境負荷低減対策技術の確立と更なる高度な一体運営を目指し、コンビナート副生成物の高度利用・エネルギー統合回収利用技術等の研究開発を鹿島、千葉、堺・泉北、水島、周南の5地区で7事業を実施しました。

1鹿島地区 Kashima Region
分解オフガス高度回収統合精製技術開発

石油精製と石油化学における副生成物の高度利用として、石油精製の重質油分解装置における未利用の副生分解オフガスから効率的にオレフィン留分の回収を行い、石油化学原料として有効に精製・利用する技術開発を行います。

[参画組合員]
鹿島石油、三菱化学
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2千葉地区 Chiba Region
副生成物高度異性化統合製造技術開発

石油精製と石油化学における副生成物の高度利用として、コンビナートの石油化学装置から生産される低硫黄・低蒸気圧のC6~C8留分副生成物を原料とし、高度異性化プロセス技術により環境調和型ガソリンを高効率に製造する技術開発を行います。

[参画組合員]
コスモ石油、丸善石油化学
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コンビナート先端的複合生産技術開発

石油精製と複数の石油化学工場における原料、燃料および用役を相互融通、石油化学原料を多様化し、余剰留分や副生成物を高度に活用するとともに、コンビナートの生産・エネルギーの効率化を可能とする複合的な生産に関わる技術開発を行います。

[参画組合員]
出光興産、住友化学、三井化学
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3堺・泉北地区 Sakai/Senboku Region
冷熱・副生ガス総合利用最適化技術開発

石油精製・石油化学・都市ガス製造工場が連携し、LNG(液化天然ガス)冷熱を最適に利用したコンビナート原料・製品の高度利用を図るとともに、水素製造装置で生成される混合ガスから炭酸ガスを効率的に分離回収する先端の技術開発を行います。

[参画組合員]
東燃ゼネラル石油、新日本石油精製、大阪ガス、三井化学
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4水島地区 Mizushima Region
熱分解軽質留分統合精製処理技術開発

石油精製および石油化学の熱分解装置から生成する軽質留分中に含まれる硫化物等の不純物を蒸留・吸着等により効率的に除去し、クリーンガソリンや石油化学の原料等に精製処理して有効利用するためのプロセスの技術開発を行います。

[参画組合員]
ジャパンエナジー、旭化成ケミカルズ、山陽石油化学
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副生炭酸ガス冷熱分離回収統合利用技術開発

石油精製の水素製造装置から生産される水素・炭酸ガス混合ガスから、LNG(液化天然ガス)冷熱を用いて高純度水素の製造と液化炭酸ガスの分離を効率的に行い、大気に排出している炭酸ガスの削減を図るとともに、コンビナートのエネルギー使用量の低減を可能にする技術開発を行います。

[参画組合員]
新日本石油精製、ヴイテック、三菱化学
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5周南地区 Shunan Region
コンビナート原料副生成物マルチ生産技術開発

幅広い種類の原油を選択処理したり、副生する軽質オレフィン留分から、環境低負荷の燃料やクリーン溶剤等をフレキシブルに製造可能な生産システムの技術開発および、コンビナート内で生じる多様な廃棄物の再資源化を可能とする回収利用システムの研究開発を行います。

[参画組合員]
出光興産、帝人ファイバー、東ソー、トクヤマ、徳山オイルクリーンセンター、大陽日酸、日本ゼオン、日本ポリウレタン工業、三井化学
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※企業名は事業実施時点の名称で掲載しています。

コンビナート高度統合運営技術研究組合
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